ロシアによるウクライナ侵略が続いていて戦争激しさを増すばかりです。ウクライナはアジアから離れている国なので、台湾が直接影響を受けることはありませんが、産油国の一つであるロシアの石油の輸入禁止を取る国が多いため、価格の上昇などはどの国でも共通することです。その中でウクライナ戦争は台湾にはどのような影響を及ぼしているのでしょうか。
台湾とウクライナはこれまで貿易などでもそれ程の取引があるわけでなく、距離も離れているため隣接ヨーロッパ諸国のように直接影響が出ているわけではなく、ウクライナやロシア産の原料の輸入停止による物価上昇に影響がでています。現在の台湾はコロナ禍の影響で外国人の入国を極端に制限していますが、ロシアやウクライナからの訪問者はそれ程多くないため、仮にコロナ禍が落ち着いて外国人の入国が再開しても観光産業などには大きな影響はありません。
ウクライナの動向を注視する中国
このように経済的にはウクライナやロシアとは、それ程強い関係があるわけではないので影響はあまりありませんが、気になるのは中国の動向です。中国は台湾を自分の国の領土と考えていますが、この考えはウクライナに対するロシアの考え方とよく似ています。しかし、今回のロシアによるウクライナへの侵略を見ると仮に中国が台湾を侵略した時には同じように政界の国からバッシングを浴びることが考えられます。このような状況の中で虎視眈々と台湾侵略を狙う中国に対して、ウクライナの戦争は中国が台湾を武力での侵略を和らげる一因にもなります。しかし、中国のことなので香港の時と同じように力で侵略することは十分考えられるため、台湾はウクライナの状況をじっくり観察しているでしょう。
このように台湾にとってウクライナは遠い国であり、ロシアとの戦争は台湾に直接影響するところは少ないですが、ロシアを中国と考えるといつ攻められてもおかしくない状況が台湾にとって不気味と言えます。
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