台湾は小さい島国ながらも西部を中心に台北や台中、高雄など大きな都市が分散しています。これらの都市を中心に台湾は発展してきました。一方、台湾の中心には大きな山が連なり東西のエリアが分断されてきました。また、東部エリアは山岳地帯が多く、人が居住できるところがほとんどないのが東部エリアの開発が遅れてきた要因の一つです。しかし、台湾の国土の面積は日本の九州とほぼ同じなので、それほど都市と地方の生活の差がないように思えますが、暮らしぶりは大きく異なります。
台湾の都会の暮らし
台湾の都会の暮らしは、日本の東京や大阪などの暮らしとほとんど変わりません。大きく異なるのは、台湾は自宅で食事する文化ではないので、屋台が発達して会社帰りの人たちで夕方以降は賑わいます。また、夜市と言われる夜に開かれるマーケットも食事を終えた人たちがたくさん訪れます。台湾は暑い国なので夜型の文化が発達したと言えます。
台湾の田舎の暮らし
このように、台湾の都会の暮らしは日本の都会とそれ程大きくは変わりませんが、その一方では、地方の暮らしは都会とは大きく異なります。その中でも台湾の東部エリアは険しい山岳地帯が海岸まで続き、台北と結ぶ電車も通っていないので、手つかずの自然が残るエリアです。このエリアの産業は主にパイナップルなどの栽培や漁業が中心です。東部のエリアにも花蓮や台東などには、海外から進出してきたコーヒーショップなどがあり生活する上では不自由さはありませんが、農村地帯では交通網もほとんどなく居住する人たちも台北などの大都市に行くこともなくのんびりと暮らしています。
このように台湾は、西部中心に発展を遂げて人口の大部分はそのエリアで暮らしています。一方、東部エリアでは昔ながらののんびりとした暮らしをしているのが現在の台湾です。
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