台湾の定番の観光地と言えば九份ではないでしょうか。九份は山間を一望できるところに位置して、独特なレトロ感が人気です。台北からは至近距離に位置して、バスでは1時間半ほどで行くことができるのも人気の理由です。これまでは外国人観光客だけでなく、現地の台湾人にも人気のスポットで1年中賑わっていました。
しかし、コロナ禍によって外国人は台湾に観光に行くことができず、台湾国内においても行動制限によってこれまでの賑わいはなくなりました。
しかし、コロナ禍も落ち着きを始めた中で現在の九份はどのようになっているのでしょうか。
台湾人の九份観光客
台湾は新型コロナウイルスが世界中に蔓延すると、いち早く外国人の入国制限や国内の行動制限により観光地には人がいなくなり、九份も同様の状態でした。しかし、コロナウイルスが少しずつ落ち着くと台湾国内の観光地も賑わいを見せることになりました。
これまで台湾人の旅行と言えば日本や韓国、香港など海外ばかりで国内の観光地に旅行することはほとんどありませんでした。しかし、台湾には温泉や九分のような観光地がたくさんあり、これまで海外旅行に出かけていた現地の台湾人の見直されるようになりました。もともと観光資源の少ない台湾のため、国内の旅行先は集中して現地の観光地やホテル、交通機関なども徐々に賑わいを戻しています。
その中で、九份は人気の観光地で台北だけでなく台湾全土から訪れる観光地として賑わいを戻しています。九份は台北からは日帰り観光になりますが、台中や高雄などからは宿泊になるため周辺のホテルやお土産屋などは、外国人が訪れていた時までには復活していないものの、外国人観光客に頼らなくても維持できるくらいにはなっています。
このような状況の中で、台湾は外国人受け入れの準備をしています。これまで最大の入国者があった中国や香港などはいつ開国するのかは分かりませんが、その他のアジアの国では外国に行くことも可能で、日本や韓国などの旅行客が台湾に行けるようになれば、外国人旅行者に加えて現地の台湾人旅行者も訪れるので、以前のような賑わいを見せるようになるのではないでしょうか。
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