日本と台湾の歴史は戦前にさかのぼり、1895年から1945年までの日本による台湾の統治に大きな影響があります。
この時代の日本は、当時発展途上国であった台湾に土地改革やアヘン中毒患者の撲滅、学校教育の普及などにより台湾の近代化を推し進めてきました。一方、植民地統治に反対する者の取り締まりを強化するという政策を有効に用いて支配体制を確立しました。
敗戦後の日本は台湾の支配権を放棄して台湾は中華民国として独自の道を歩みます。
日本との国交断絶から現在に至る関係
1972年に日本は中国と国交を樹立して同時に台湾との国交が断絶しましたが、民間の交流を実質的に維持させるため相互に実務的な窓口を設置して日本と台湾の非公式な実質交流が始まりました。このように日本と台湾の関係は、戦前の統治時代や日本と中国との関係が大きく影響しています。
日本の政治は国会議員から選ばれた首相が内閣を組織する「議院内閣制」を取りますが、台湾はアメリカのような大統領制と議院内閣制の中間をとる半大統領制の政治を取る国です。
大統領に当たる総統は有権者による選挙で選ばれ、総統は首相にあたる行政院長を任命して、行政院長が組閣します。
このような政治体制の台湾人から見た日本の政治体制は、馴れ合い政治に見られる場合があります。その一例としては、コロナ禍が発生して即座に対策を駆使して、世界の国の中でも蔓延防止を未然に防いだ台湾ですが、規制緩和により国内にコロナ感染が発生したことで国民の批判が高まる台湾と、1年半の間、コロナ感染が広まる日本で何の対策も行わず、法改正一つできない日本の政治は議員内閣制の馴れ合い政治とみられています。
このように、台湾では総統が有権者の直接投票により選ばれ、日本は与党の国会議員から選ばれるところに、国民に目を向けていない政治がおこなわれていると台湾人から思われています。
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