台湾民間の自国への政府の評価

台灣豆知識

台湾の民間人が自国の政府を評価する場合には、台湾のこれまでの歴史と政治の制度を知る必要があります。そこには、これまで日本のようにほぼ単一民族で暮らし、どの国からも植民地化されていない日本とは国民が政府を見る目は大きく異なります。

台湾の建国の歴史

元来、現地の住民で暮らしていた台湾は、日清戦争後には日本の統治下に置かれて文明は進化したものの、日本語教育が浸透しました。戦後日本が台湾から撤退した後に中国本土で敗れた蒋介石が台湾に渡り、中国を取り戻そうとしましたが、蒋介石の死後にはそれをあきらめ民主国家の道を歩みます。しかし、そこには日本の教育を受けて日本文化に慣れ親しんだ現地人との同化は難しいものでした。このように、現地で暮らしてきた人たちと中国から渡ってきた人との間の分断は、選挙で支持する政党にも如実に表れています。

日本との政治の違い

日本の政治は議員内閣制で、第一党の中から選挙で首相が選ばれますが、台湾は半大統領制度で国民の有権者が選挙で大統領に当たる総統を選び、総統が政府の大臣を指名する制度を取っています。
日本のような選挙制度の場合、は国民が希望するような政治を行わなくても、党の中から選ばれることが重要で、国民の考えとは違うところで政治が行われがちです。
一方、台湾の政治は常に国民からの支持が重要なので、国民を無視する政治は出来ません。
今回のコロナ禍では、当初国内の蔓延防止が成功した後に、規制を緩めて感染者が発生すると批判が上がります。現在のところはコロナ禍でありながら、迅速な感染防止対策と、国内経済が順調に推移しているところから評判は決して悪くありません。

日本のように国民の意見が届きにくく、政策や法改正などに時間がかかる日本の政治と比較しますと、台湾の政治は常に国民のことを第一に考え決定や実施までにスピードがないと支持されないのではないでしょうか。

 

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