台湾はコロナ禍において世界の国々の中でも抑え込んだ国の一つですが、国内の行動規制の強化とともに外国からの入国規制をしたことで、2020年の観光産業は前年対比の86%減と大きな落ち込みがありました。この落ち込みに対して台湾はどのように外国人の観光客誘致計画があるのでしょうか。
台湾の国内観光の状況
台湾はコロナ対策の一環として、国内では外出の制限やアプリを利用した対策を強化するとともに、外国からの入国も厳しく制限しました。それらの施策が功を奏してコロナ感染はほぼ皆無の状況になりました。一方では外国人観光客を誘致することが出来ず、観光産業の収益は落ち込んでいます。しかしながら、国内旅行に関しては、コロナ感染者が国内にはいない安心感から、これまで海外旅行に出かけていた人たちが国内旅行をすることで、2020年のような観光産業の落ち込みは回避されています。しかし、台湾人が国内旅行で消費するお金はもともと国内のお金なので、外国人が台湾で消費するお金とは異なります。
台湾の外国人観光客を誘致計画
台湾で国内旅行が盛んになっても全ての観光産業がもとに戻るわけではありません。その中でも航空業界は海外路線が収益に大きく寄与するため、国際線の再開が必須です。2021年に入り台湾はコロナの国内感染者がいないことから、外国との規制を若干緩めて国際線を再開しました。これは台湾にとって外国人観光客を誘致する重要なポイントですが、外国に行った乗務員の中からコロナ感染者が見つかり、その影響で国内にもコロナ感染者が広まりだしました。多くの国のコロナ完成予防対策は、規制の強化とワクチン接種の2本立ての施策をとる場合が多いですが、台湾は規制強化策が成功したことでワクチン接種がほとんど進まず、世界の国でもワクチン接種率は低い水準です。さらに感染者が広まりだしてからワクチンを手配しても需要が多すぎて、手に入れることが困難になっています。
このように台湾ではコロナの国内感染者がほぼ皆無になった中で、外国からの入国者に対する規制緩和によりコロナ感染が国内に広まりだしたため、台湾の外国人誘致計画は現在のところ難しい状況といえます。
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