日本は、1972年に中国と国交を樹立した際に、台湾と国交を一方的に断絶し、現在まで日本と台湾に正式な国交は結ばれてません。それにもかかわらず、長きにわたって日本と台湾の関係は良好です。東日本大震災では、台湾から200億円を超す寄付もありました。亡くなられた李登輝元総統は、日本統治時代に教育を受けて、大変な親日家でしたが、激変する世界情勢の中、今後の台湾と日本の関係はどうなっていくのでしょうか。
反日家も少なからずいる台湾
以前に行われた調査によると、日本が好な台湾人は48.2%で、日本が嫌いな台湾人は10.8%でした。日本が嫌いな理由として、日本統治時代に起こった、抗日運動に対する、日本の無差別鎮圧により多くの犠牲者が出た事や1970年代に国連の海洋調査で、尖閣諸島付近に油田の存在が発見された後、日本は尖閣諸島が沖縄の一部としてアメリカから返還された島だと主張し、経済水域での台湾人の活動を拒否しているという事などが挙げられます。また、日本統治時代に建てられ、東洋一の規模を誇った烏頭山ダムの建造者である八田與一を称えた像の首が切り落とされたり、台湾で初めての慰安婦像が台南に設置されるなどの反日活動が起こってます。
結局は中国の覇権の行方次第
中国は「1つの中国」という政策の下に台湾の領有を主張、2016年の蔡英文総統就任時、台湾と国交を結んでいた国は22ヶ国ありましたが、中国の圧力によって次々に断交し、現在、台湾と国交を結んでいるのは15ヶ国のみとなってます。中国が世界の覇権国家を目指している事に対して、アメリカも本格的に危機感を持ち、対応してますが、アメリカ国内はもとより、日本国内においても、中国共産党による工作が浸透し、親中政治家で溢れてます。基本的に日本はアメリカの管理下におかれており、今後アメリカが親中政権になり、中国の影響力が増大、覇権を握ると、中国が台湾に軍事侵攻する可能性は否定できず、日本は中国の政策に従うでしょう。
今後の世界情勢について、片時も目が離せませんが、台湾で何かお困りの際は、弊社に是非ご相談ください。
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